メメッのごった煮

ジャンプを中心に感想、データいろいろと

2021年のジャンプ総括①新連載について

毎年恒例(にしたい)今年のジャンプ総括です。

まずは2021年の新連載について(巻頭と、センターについては1、2話目のものは入れてません。)

1回目改編

逃げ上手の若君 松井優征

連載中 自力巻頭2回(23号・39号)センター5回(17号・20号・28号・31号・49号)

ネウロ」、「暗殺教室」の松井優征の3作目。連載開始直後から順調に軌道に乗り、連載10話目にしてセンターカラーを獲得。3巻時点で累計50万部突破。近年スマッシュヒットがジャンプラなどを中心に続いていた中で、ジャンプからも久しぶりにスマッシュヒットが出た印象です。

51号では、休載となりましたが、松井先生漫画家人生初の休載でした。

アイテルシー 稲岡和佐

全21話(30号で連載終了)

推理ものとして期待されていましたが、なかなか苦しんでいた印象でした。連載後半の相生と怪盗マーの絡みは好評だった印象なので、前半の右近の死、左近のキャラクターなどちぐはぐだった部分がよくなかったように感じました。

掲載順については、10話くらいまでは何とか耐えていましたが、11話目からドベループへと突入。全21話での終了となりました。

WITCHWATCH 篠原健太

連載中 センター7回(19号・25号・29号・36,37号・41号・45号・48号)

SKET DANCE」、「彼方のアストラ」の篠原健太先生の最新作。最近ギャグが好評を博しています。しかし、シリアス回はあまり振るわなかった模様。ずっとぎりぎりの生き残りをしていた印象ですが、最後の52号で、4番手に爆上がりしました。

クーロンズ・ボール・パレード 原作/鎌田幹康 作画/福井あしび

全20話(31号で連載終了)

ハイキューの終了によりスポーツものがなかったジャンプ待望のスポーツ新連載。野球はジャンプではなかなか残れませんが、どうなるかという感じでしたが全20話で終了でした。仲間を集めていく展開は高速環境のジャンプでは悪手だったのだろうか。

10話目からドベループに入ってしまいました。連載終了後もファンは多いようです。

1回目改編総括

実績者2人が順当に残る結果となりました。ギャグが増えてきた誌面の中でこのままウィッチが残ることができるのか注目です。クーロンズ以来スポーツものが来ていませんが、そろそろ来てほしいところではあります。

2回目改編

アオのハコ 三浦糀

連載中 巻頭2回(32号・47号)センター4回(26号・39号・43号・51号)

今年のジャンプスマッシュヒット2作品目。8話目にしてセンターカラーを獲得。順調に人気を拡大しています。2巻時点で累計部数35万部を突破。現時点で不動の位置を得たといっても過言ではないと思います。

GIGAの表紙も担当します。

アメノフル 原作/たけぐし一本 作画/みたらし三大

全19話(41号で連載終了)

最初はがちがちのバトルものとして読んでいたら、意外とコメディー路線だったので少し肩透かしを食らいました。しかし、そのコメディー路線の掛け合いが連載終盤にはこの作品の強みとなりましたが、時すでに遅しでした。連載は難しいですね。

これからもこのコンビでやっていくのか合体するのかも注目です。

2回目改編総括

アオのハコがスマッシュヒットしたので改編としては成功したと言っていいでしょう。

3回目改編

レッドフード 川口勇貴

全19話(49号で連載終了)

金未来杯優勝作品として期待されてはいってきた作品。期待されていたグリム無双の展開ではなくベローに焦点を当てた構成で連載に臨んできました。連載終盤はメタ的視点が多分に使われた話となりました。なにかと話題に上がることが多く、今年の新連載の中では一番いろいろな意味で話題になった作品ではないでしょうか。世界観やキャラクターデザインは好評だったと思うので次作に期待したいです。

最終回が個人的には刺さりました。

NERUー武芸道行ー 比良賀みん也

全18話(50号で連載終了)

電子版限定連載されていた作品が本誌に新連載として再構成されてきました。絵が古風な感じもあり全体的に地味な印象を受けてしまいました。馬の登場など驚きのある引きが用意されていましたが、9話からレッドフードとのドベループに入ってしまいました。

3回目改編総括

入った新連載2つともが2クールで打ち切られてしまいました。

4回目改編

PPPPPP マポロ3号

連載中

現誌面ではなかった音楽ものです。現段階では何とか耐えているという印象を受けます。兄弟に対する救いが主軸になっていくと思いますが、レイジロウの次の兄弟を出していけるか、注目していきたいです。

4回目改編総括

ピピピの1inでした。同期がいないので最初から現連載陣と戦わなければいけないので1inは大変ですね。

5回目改編

アヤシモン 賀来ゆうじ

連載中

地獄楽の賀来ゆうじ先生の新連載です。現段階では何とも言えませんが、残ると思います。(適当)

守れ!しゅごまる 伊原大貴

恋するワンピースの伊原大貴先生の新連載です。まだ2話しか載ってませんが、少しきついんじゃないかとささやかれています。

ドロンドロロン 大須賀玄

ゴーレムハーツの大須賀玄先生の新連載です。1話は王道でよかったと思います。僕は一番好みです。

5回目改編総括

ジャンプラの実績者2人と連載経験者という手堅い印象を受ける布陣です。年内最後の改編で入ってきたこの3作品がこれからどうなるかで2021の新連載の評価は大きく変わりそうです。(何か変化あったら追記していきます。)

全体総括

現時点でスマッシュヒットが2作品出ている現状はよかったと思います。しかし、中堅がひしめき合っている現状で、新連載が打ち切られるだけの改編が続いていた印象はあります。中堅が多い中でも生き残っている作品はあるので、5回目改編で入った3作品がどれだけ食い込むことができるかに注目したいです。